レガシーは不毛連打した側が勝つゲーム(追記
2011年6月14日 MTGPT名古屋の結果を見れば明らか
以下追記)
不毛に関して稚拙ながらいつもより真面目に考えてみる(愚痴にもなりうる(しかしそれはいつものことである))
《不毛の大地/Wasteland》
このカードほど対戦相手のカラーに強さが左右されるカードもないだろう。相手が単色であればほぼ無色マナしか出ない土地、しかしひとたび多色を相手にすればその性能たるや現在のレガシー環境の必須パーツであると言っても過言ではないだろう。
では多色を相手取った時の不毛がどこで一番強くなるのか。それは主に二つで、
・テンポを取れている序盤
・場を固めた中盤以降
おそらくこの二つである。あと一つ例外的にゴブリンやマーフォークの薬瓶スタートの場合があるが、後述しよう。
まずテンポを取れている序盤という例は主にCanadian ThresholdやTeam America、Zooというデッキが該当するだろう。Team Americaに関しては少々違うが相手のテンポを奪い取ることでこちらがテンポをとると言う意味でここに入れる。Canadian Thresholdに関しては対戦や使用暦がないため残念ながらわからないが、Zooに関して言えば先行を取ったときにナカティルスタートできたとき、ターンが帰ってきて不毛できるとそれだけで相手のマナベース、テンポ、さらにはダメージまで与え、崩すことができる。同様のことは貴族の教主のようなマナクリーチャーにも言え、1T教主、2T不毛を撃ちつつタルモゴイフの流れはいきなりマナベース、テンポを崩された相手からすれば一段と処理に苦しむことになる。二つ目の場を固めた中盤以降というのはるつぼハメを搭載しているLand Still、ライブラリがある限り不毛を使い続けるLoam系統のデッキがある。Land Stillにおいては序盤に土地を攻める理由がないこともあり、ジェイスやエルズペス、手札のカウンターや除去で場を固めた上でるつぼからの不毛ハメで相手のリソースを消し尽くす。Loam系統のデッキはあまりよく知らないが、基本的にLoamを発掘するのが仕事みたいなものだろうと認識しているため、後は手札に溜め込んだ土地をマナ結合や踏査で一気に展開してコントロール、もしくはKotRや田舎の破壊者でビートダウンして勝つものだろう。
マーフォーク、ゴブリンのような薬瓶を使う部族デッキでの不毛の強さは少々別次元だ。これらのデッキの不毛の強さは薬瓶によって成り立っており、瓶があるだけで自分に土地が少なくとも相手のマナベースを叩き壊せるのならば壊すべきであるという考え方ができる。例えばマーフォークでは今でこそスペースを追われているStand Stillとの相性はちょっとおかしかった。相手は不毛によりマナベースが崩される、自分は相手が必死に唱えた呪文でリソースを確保できる。その上瓶があるものだから自分は増えたリソースから攻めきることができる。
不毛がどう強いのかなど大体の人がわかっていることだろうから、ここで切る。
PT名古屋のTop8のデッキリストを見ればわかることだが、Top8中不毛を使っているのは7人、枚数総計は27枚と最近話題の精神的つまづきを上回る枚数である。いまや不毛が入らないのはコンボデッキだけと言っていい状況だろう。大変ふざけていらっしゃる。
また少し話しが変わるが、不毛を使うのがうまい人というのはおそらく単純に対戦相手のデッキを知り尽くしている、もしくは単に性格が悪い人のどちらかだ。対戦相手のデッキを知っているならばどこで撃てば相手にとって一番痛手を負わせられるかを考えて撃つ。性格が悪いならば、どのタイミングで撃てば相手にもっとも嫌がらせをできるか考えて撃つ。このどちらかに徹することができれば不毛をうまく使えるといえるのではなかろうか。ただ、この二つは言い方を変えているが実質根幹は同じことである。結局不毛と言うカードは嫌がらせの塊なのだ。また、不毛は土地を縛るカードとして見られているが、違った見方・言い方をするならば、相手のマナベースを操ることができると言える。
不毛が単色を救済するカードと言うのは遥か太古の話もしくは都市伝説であり実際に今のレガシー環境で単色でまともに勝てているデッキなどマーフォークくらいのものだろう。しかしそのマーフォークですら斉藤友晴氏が黒を足したマーフォークで優勝したこともあって多色化が図られている(現在はどうかは知らないが)。
現在ではコンボデッキでない限りまず不毛を入れてデッキが作製されているのではなかろうか。それもそのほとんどが多色デッキである。いまやレガシーのメタゲームと言うのは青と不毛を中心に回っていると言っても過言ではないと俺は考えている。不毛を禁止にしたらデュアランが横行すると言う人もいるだろう。しかしその不毛が存在している現在ですらデュアランを使用した多色デッキが横行している。結局のところデュアランの相場は上がるかも知れないが、メタゲームはたいした変化を見せないのではないか。不毛が抑止力となっている時代などとうに過ぎているのだ。
注)この記事は《不毛の大地/Wasteland》そのものをディスっているのであり、その使用者をディスっているものではありません。
以下追記)
不毛に関して稚拙ながらいつもより真面目に考えてみる(愚痴にもなりうる(しかしそれはいつものことである))
《不毛の大地/Wasteland》
このカードほど対戦相手のカラーに強さが左右されるカードもないだろう。相手が単色であればほぼ無色マナしか出ない土地、しかしひとたび多色を相手にすればその性能たるや現在のレガシー環境の必須パーツであると言っても過言ではないだろう。
では多色を相手取った時の不毛がどこで一番強くなるのか。それは主に二つで、
・テンポを取れている序盤
・場を固めた中盤以降
おそらくこの二つである。あと一つ例外的にゴブリンやマーフォークの薬瓶スタートの場合があるが、後述しよう。
まずテンポを取れている序盤という例は主にCanadian ThresholdやTeam America、Zooというデッキが該当するだろう。Team Americaに関しては少々違うが相手のテンポを奪い取ることでこちらがテンポをとると言う意味でここに入れる。Canadian Thresholdに関しては対戦や使用暦がないため残念ながらわからないが、Zooに関して言えば先行を取ったときにナカティルスタートできたとき、ターンが帰ってきて不毛できるとそれだけで相手のマナベース、テンポ、さらにはダメージまで与え、崩すことができる。同様のことは貴族の教主のようなマナクリーチャーにも言え、1T教主、2T不毛を撃ちつつタルモゴイフの流れはいきなりマナベース、テンポを崩された相手からすれば一段と処理に苦しむことになる。二つ目の場を固めた中盤以降というのはるつぼハメを搭載しているLand Still、ライブラリがある限り不毛を使い続けるLoam系統のデッキがある。Land Stillにおいては序盤に土地を攻める理由がないこともあり、ジェイスやエルズペス、手札のカウンターや除去で場を固めた上でるつぼからの不毛ハメで相手のリソースを消し尽くす。Loam系統のデッキはあまりよく知らないが、基本的にLoamを発掘するのが仕事みたいなものだろうと認識しているため、後は手札に溜め込んだ土地をマナ結合や踏査で一気に展開してコントロール、もしくはKotRや田舎の破壊者でビートダウンして勝つものだろう。
マーフォーク、ゴブリンのような薬瓶を使う部族デッキでの不毛の強さは少々別次元だ。これらのデッキの不毛の強さは薬瓶によって成り立っており、瓶があるだけで自分に土地が少なくとも相手のマナベースを叩き壊せるのならば壊すべきであるという考え方ができる。例えばマーフォークでは今でこそスペースを追われているStand Stillとの相性はちょっとおかしかった。相手は不毛によりマナベースが崩される、自分は相手が必死に唱えた呪文でリソースを確保できる。その上瓶があるものだから自分は増えたリソースから攻めきることができる。
不毛がどう強いのかなど大体の人がわかっていることだろうから、ここで切る。
PT名古屋のTop8のデッキリストを見ればわかることだが、Top8中不毛を使っているのは7人、枚数総計は27枚と最近話題の精神的つまづきを上回る枚数である。いまや不毛が入らないのはコンボデッキだけと言っていい状況だろう。大変ふざけていらっしゃる。
また少し話しが変わるが、不毛を使うのがうまい人というのはおそらく単純に対戦相手のデッキを知り尽くしている、もしくは単に性格が悪い人のどちらかだ。対戦相手のデッキを知っているならばどこで撃てば相手にとって一番痛手を負わせられるかを考えて撃つ。性格が悪いならば、どのタイミングで撃てば相手にもっとも嫌がらせをできるか考えて撃つ。このどちらかに徹することができれば不毛をうまく使えるといえるのではなかろうか。ただ、この二つは言い方を変えているが実質根幹は同じことである。結局不毛と言うカードは嫌がらせの塊なのだ。また、不毛は土地を縛るカードとして見られているが、違った見方・言い方をするならば、相手のマナベースを操ることができると言える。
不毛が単色を救済するカードと言うのは遥か太古の話もしくは都市伝説であり実際に今のレガシー環境で単色でまともに勝てているデッキなどマーフォークくらいのものだろう。しかしそのマーフォークですら斉藤友晴氏が黒を足したマーフォークで優勝したこともあって多色化が図られている(現在はどうかは知らないが)。
現在ではコンボデッキでない限りまず不毛を入れてデッキが作製されているのではなかろうか。それもそのほとんどが多色デッキである。いまやレガシーのメタゲームと言うのは青と不毛を中心に回っていると言っても過言ではないと俺は考えている。不毛を禁止にしたらデュアランが横行すると言う人もいるだろう。しかしその不毛が存在している現在ですらデュアランを使用した多色デッキが横行している。結局のところデュアランの相場は上がるかも知れないが、メタゲームはたいした変化を見せないのではないか。不毛が抑止力となっている時代などとうに過ぎているのだ。
注)この記事は《不毛の大地/Wasteland》そのものをディスっているのであり、その使用者をディスっているものではありません。
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